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リナレス9月にも世界戦

WBA世界フェザー級2位(WBC同4位)、“ベネズエラのゴールデン・ボーイ”ホルヘ・リナレス(21)=帝拳=が、パナマ王者のラミロ・ララ(26)=パナマ=を3回1分37秒、TKOで撃破。無傷の23勝(14KO)で、念願の世界初挑戦に大きく前進した。陣営はWBC王座を照準に、早ければ9月にも米国での世界戦を計画。4月には米国に初進出して、2試合の前哨戦でPR作戦を展開する。
タフなパナマ王者を、袋だたきにした。「自分でも速すぎて見えない」と言う、右の高速ジャブでララと観客のド肝を抜く。エンジン全開で攻め続け、勝利を決めた3回だ。右カウンターでララをグラつかせて乱れ打ち。TKOに追い込んだ。日本でプロ5年目のリナレスは、流ちょうな日本語で「もう素晴らしいのKOネ。もうチョー速いの」と胸を張った。
念願の世界初挑戦も時間の問題だ。母国ベネズエラに本部のあるWBA王座が最大の狙いだが、王者クリス・ジョン(インドネシア)が、指名挑戦権を持つ1位で、しかも地元以外では挑戦を受けないとの条件を出しているため、交渉が難航。陣営は7月予定のWBC王者・池仁珍(韓国)―指名挑戦者オスカー・ラリオス(メキシコ)の勝者と、9月にも米国で挑戦する計画を立てた。観客を魅了する超高速ジャブにはドン・キング氏ら世界3大プロモーターもラブコール。帝拳ジムの本田明彦会長は「米国で4月と7月に売り込む試合をする。3者で一番条件のいいところと組む」と説明した。
日本の「亀田3兄弟」ばりに世界では「リナレス3兄弟」で知られ、兄ネルソン(24)はWBA世界ウエルター級11位、弟のカルロス(17)は年内に日本でプロデビューする予定。日本育ちのゴールデンボーイは「ぼくをみかけたらリナちゃんと呼んで」とウインクした。

リナレス強いなぁ・・・世界タイトル獲得も時間の問題か。持ち前の高速ボクシングでアメリカの観客を魅了してほしい。

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