ミルコからのメッセージ
みんな、本当にご無沙汰。
ニフティーから、とにかく一行でもいいから、更新をして欲しいと言われ続けて4ヶ月、今日やっと、パソコンの前に向かったよ。
もう、今はザグレブに戻ってきて、自宅でイヴァンの顔を見ながら、ラスベガスの試合のことを思い出していたところさ。
PRIDEのテーマがオクタゴンに鳴り響いた時には、マンダレイベイの会場の埋め尽くしたUFCファンたちも総立ちになって興奮している様子が手に取るようにわかった。
おれ自身も、言葉では言い尽くせないくらい気持ちが高ぶったね。
あの曲のおかげで、PRIDEでの4シーズンの一戦一戦の戦いと同じように、心の儀式、戦うモードへのシフトチェンジが本当にスムーズにできたという感じだと言えば、分かってもらえるかな。
あの曲が、どれだけ世界中の猛者たちを武者震いさせてきたかが本当に実感できた瞬間だった。
UFCに参戦していく俺の為に、あの曲をショートバージョンにアレンジしてまで届けてくれたMr. Sakakibara とMr. Kato に心から感謝をしたい。
そして、俺を応援してくれるファンのみんなには、俺がいなくても、とにかくPRIDEを支え続けていって欲しいと言う事だけをお願いしたい。
今の俺があるのは、PRIDEのおかげなんだと言う事だけは忘れないで欲しい。
そして俺のわがままを聞き入れてくれて、UFCに送り出してくれたPRIDEの
スタッフ一人一人の思いがあの曲に乗って、あの日あの瞬間、オクタゴンという未知の戦場に向かう俺を勇気付けてくれたんだから。
Mr. Takada からの祝福のメッセージも届いた。
皆さん、本当にありがとう。
心から感謝しています。
皆さんの思いに報いる方法はただ一つ。
俺がオクタゴンの王者になって、PRIDEが本当に世界最強の男を決める場所であったという紛れも無い事実を世界に証明する事。
それ以外には、何も無い。
その日まで、俺は今までと同じように、ただ戦い続けるだけだ。
2007年2月5日
ミルコ・クロコップ
ミルコが、PRIDEのテーマ曲で入場したのは、PRIDE代表としてオクタゴンで闘う意思表示だったのか。“俺がオクタゴンの王者になって、PRIDEが本当に世界最強の男を決める場所であったという紛れも無い事実を世界に証明する”というコメントに感動した。驚いたのが、榊原代表がPRIDEのテーマ曲をアレンジしてミルコに届けたという事実。高田本部長も祝福のメッセージを送っているし、桜庭の時とは違い円満移籍だったことを感じさせられる。いつか、日本で“UFC王者ミルコVSPRIDE王者ヒョードル”が実現してほしい。
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